かわらばん

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かわらばん地域版72号 2021年5月

日本サポートシステム株式会社
   日本初!画像処理の悩みをワンストップで 解決する「画処ラボ」
 日本初の画像処理に特化した検証施設「画処ラボ」を運営している日本サポートシステム株式会社相模原事業所の加藤俊介所長にお話を伺いました。

 取引実績400社以上・製造実績10,000台以上を誇る関東最大級のロボットシステムインテグレーターである日本サポートシステム社。同社では、SIC-3 Innovation Lab.に入居している相模原事業所が主体となり、日本初の画像処理に特化した検証施設「画処ラボ」をSIC-2 R&D Lab.で運営しています。

 ロボットを含む自動化システムの導入に際しては、その「目」となる画像処理の役割が重要です。しかしながら、これまではカメラメーカーの机上検証通りにシステムを導入しても、実際には検査結果が安定しないなど、画像処理で苦労する企業が少なくありませんでした。そこで画処ラボでは、機器やプログラムの選定・装置化の検証・設計・製造などにワンストップで対応し、現場での実装を見据えた手厚いサポートを提供しています。

 また、30社以上のメーカーと提携しており、特定のメーカーに囚われることなく、様々なカメラやレンズ、照明などの機器やソフトウェアから最適な組み合わせを選定・提案しています。そして、装置導入後も、万が一のトラブル時において初期対応の迅速化や影響の最小化を図るため、遠隔サポートシステムを開発・導入し、万全のサポート体制を構築しています。
 
 2020年2月の開所以降、画処ラボには続々と相談が寄せられており、検証依頼のサンプル部品も数多く届いています。相談者は多岐にわたっており、ユーザー企業はもちろんのこと、商社や機器メーカーからの問い合わせが多い点も特徴です。また、検証するサンプルの種類やサイズも様々です。これらの多様な検証依頼に対して、経験豊富なエンジニアが、案件ごとに現場の検査環境をイメージしながら、最適な機器・システムの選定・提案を行っています。

 そのほか、YouTubeでの最新テクノロジーに関する動画配信にも積極的に取り組んでいます。工場の自動化に必要な画像処理技術や製造業のDX化を推進するAI/IoTなどのテクノロジーについて、画処ラボで実際に行っている検証事例と機器を利用して、分かりやすく解説しています。

 画処ラボを運営する日本サポートシステム社は、7社が集まるエンジニア集団「Team Cross FA」の一員でもあります。それぞれの強みを活かしながら、グループが一丸となって、工場のスマートファクトリー化など、日本の製造業を変える取り組みを進めています。

 画像処理の悩みをワンストップで解決する画処ラボ。開所当初はマルチラボ1部屋分のスペースでしたが、相談・検証依頼が殺到したことで現在は2部屋分に拡張しています。日本サポートシステム社では、日々舞い込む相談と向き合いながら、画像処理を起点とした製造業の自動化・ロボット導入を後押ししていきます。

日本サポートシステム株式会社
相模原事業所 画処ラボ
SIC-2 R&D Lab. 2314 号室
https://gasho-labo.jp/
中2階スペースにはカメラなどの機器が並ぶ