かわらばん

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かわらばん入居版222号 2022年11月

栗島技術士事務所
   ものづくり企業の持続的発展に貢献する!
【Desk10 会員プロフィール】
栗島技術士事務所
代表 栗島 建治(くりしま けんじ)

 栗島さんは栃木県佐野市出身、地元の国立小山工業高等専門学校を卒業後、アイダエンジニアリング株式会社に就職し、製造部門、技術部門並びに品質保証部門に関する業務に従事し、プレス機械にまつわる多くの知識を習得・経験を積まれたとのことです。小山工業高等専門学校時代は1期生として入学したので、先輩がいない状況で、友人とワンダーフォーゲル部を立ち上げ、県内の自衛隊を訪問しサバイバル技術を教えてもらった経験もあるとのこと。就職してからは相模原市在住で、最近は庭いじりを楽しんでいます。自宅の庭に、相模原市古来の植物で現在絶滅危惧種に指定されている「ミシマサイコ」を植え、手間を掛けながら育っていく姿を楽しんでいるとのことです。

【技術士として独立】
 メーカー在職中に技術士(機械部門)や労働安全コンサルタント(機械)の資格を取得しました。退職後、すぐに栗島技術士事務所を開設し、勤務先であった会社の品質保証や環境管理に関する業務を支援しました。その後、技術士の資格やこれまでの業務経験を活かして、相模原地域を中心に企業の生産活動全般に関する技術コンサルティングを本格的に開始しました。また、所属している公益社団法人日本技術士会神奈川県支部の運営業務にも精力的に取り組み始め、執務環境が必要になったため、2017年にDesk10に入会しました。

【技術コンサルタントとしての活動】
 技術士は『技術士法』に基づく日本の国家資格で、有資格者は技術士の称号を使用して登録した技術部門の業務を行うことができます。いわゆる“技術コンサルタント”として中小企業向けに技術指導、技術調査・研究、技術評価などを行うほか、公共事業や地方公共団体の業務で技術調査・評価、開発途上国への技術指導や銀行の融資対象等の技術調査・評価など、業務範囲が広く、科学技術に関する高度な知識、応用能力が求められます。

 中小製造業向けには、主に生産性向上に資する改善活動や品質管理、労働環境整理、人材育成に関する支援を行いますが、近年はSDGsを企業の生産活動に取り組む動きが増えています。特にカーボンニュートラルに貢献するため、照明や空調などの基盤環境、モーターやトランスが搭載されている製造設備の改造や更新でもCO2排出が抑制されます。従来の技術コンサルタントとしての業務と本質的な部分は変わりませんが、地球規模で広がるSDGsの取り組みに参画するという責任や誇りが、製造現場を担う企業のメンバーが参画することで醸成されていくことに特長があります。

 栗島さんは今年11月17日に開催される「地域産業活性化研究会2022 in 鎌倉(主催:公益社団法人日本技術士会神奈川県支部)」で、基調講演となる“将来世代へつながるSDGsの「これまで」と「これから」の取り組み”に登壇します。社会におけるSDGsの認知度が高まる中、中小製造業への支援活動領域も広がっています。

【これからの目標】
 技術士や技術士会の知名度向上に努めていきます。産業技術の専門家として、未来につながり、貢献することが技術士の使命と考えています。
 自身の目標としては、先端技術をめぐる裁判などで活躍する鑑定人として活動領域が広げられるよう、さらに専門的な知見を深め、事例研究などを行っています。

栗島技術士事務所
Desk10 会員
問い合わせ先:kurishimaken@msi.biglobe.ne.jp
栗島さん