【入居企業プロフィール】
リモートスイッチ株式会社
執行役員 兼原 博之(かねはら ひろゆき)
兼原さんは大手電機メーカーで映像通信制御関連の開発に従事した後、独立して会社を立ち上げました。その後、ハイテクインター株式会社(SICに2017年から2024年まで入居)で執行役員として招聘され、映像通信用デバイスの製品化・事業化に取り組んできました。この9月にハイテクインター社で行ってきた事業をリモートスイッチ社が引き継ぐ形で継続することとなり、リモートスイッチ社としての入居となりました。長年開発してきた技術を事業化するため、特殊な経緯を経てのスピンアウトを果たした兼原さんは、2022年から大学の通信教育課程で経営学を学び、この4月からは放送大学に入学し、学芸員資格の取得に必要な「博物館展示論」などの博物館に関する科目を履修して学んでいるとのこと。関心のある分野にはとことんのめり込んでしまう兼原さんはお酒も好み、特にお祝いや喜びを分かち合うときに選ぶスパークリングワインには一層のこだわりを持っています。
【監視カメラシステムで活用される“デコーダ”】
監視カメラは昨今、普及の一途をたどっています。カメラ自体は数多くのメーカーが製造・販売している中、そのほとんどはネットワーク上に組み込まれています。カメラで捉える映像のデータ量は大きく、一旦圧縮されてから通信されます。画像のデータ形式にはファイルフォーマットや拡張子などからなる様々な規格があり、複数のメーカーのカメラで撮影されたデータを同時に取り扱うには、データの解凍と併せて、使用するシステムの環境に適合させる変換処理を加えなければなりません。このプロセスにおいて必要となるのが “デコーダ”で、兼原さんは永年、その開発に取り組んできました。
【各種メーカーに対応するデコーダ“MBox”】
リモートスイッチ社が扱うデコーダは、複数メーカーのデータ形式に対応可能で、その対応範囲は他社のデコーダよりも広く、また、特殊な画像データ形式にもカスタム対応できるのが特長です。IoTやAIの普及によって画像データの用途は、各方面で広がり、また、通信品質や処理速度への要求も高まっている中、MBoxは、セキュリティサービス分野はもとより、農業分野などの各方面からの引き合いを受けています。特に、画像認識に関するテクノロジーは加速度的に進化している中、デコーダの役割はますます高まっています。
【各種メーカーに対応するデコーダ“MBox”】
リモートスイッチ社が扱うデコーダは、複数メーカーのデータ形式に対応可能で、その対応範囲は他社のデコーダよりも広く、また、特殊な画像データ形式にもカスタム対応できるのが特長です。IoTやAIの普及によって画像データの用途は、各方面で広がり、また、通信品質や処理速度への要求も高まっている中、MBoxは、セキュリティサービス分野はもとより、農業分野などの各方面からの引き合いを受けています。特に、画像認識に関するテクノロジーは加速度的に進化している中、デコーダの役割はますます高まっています。
【これからの目標】
MBoxは兼原さんが起業して開発を進めてきた製品です。当初から“画像”への市場ニーズは高まりつつある中、MBoxが他の製品に比べて優位性があることに実感しています。激しい競争下にあるビジネスですが、これまでに培った技術力や、小規模だからこその小回りが、多方面からの評価、期待につながっています。人手不足の中で生産性向上が叫ばれる中、リアルとバーチャルを繋いでより便利で安心して使える製品やサービスが今後も求められると考えています。社会ニーズが多様化し、次々とIoTデバイスが開発され、普及していく流れに、リモートスイッチ社はきめ細やかに対応していくことで、お客様やその先にある社会に貢献していきます。
リモートスイッチ株式会社
SIC-2 R&D Lab.2511号室
URL:
https://remote-sw.com/
問い合わせ先:
info@remote-sw.com