【D10会員プロフィール】
MotorDX Works
代表 知久 貴洋(ちく たかひろ)
東京都内在住の知久さん、出身地は川崎市です。高校2年生の頃、カナダ・バンクーバーで留学を経験し、そこで触れた多様な価値観は、後のキャリアにおける視野の広さや柔軟な思考に活かされているそうです。現在は、4歳と2歳になる二人の娘さんと奥様の4人家族で、週末は子どもたちと過ごす時間を大切にしています。数年前から留学時代に取り組んでいたスケートボードを再開し、家族で出かける前に公園で仲間と練習しています。仕事、家庭、そして自分の時間も充実している知久さんです。
【IT業界で経験を積み、起業へ】
大学卒業後に物流会社へ入社し、倉庫の現場管理を担当しました。日々のオペレーションと向き合う中で「現場を抜本的に良くするためにはデジタル化が不可欠だ」という思いが強まり、システム部署へ異動してエンジニアとしてのキャリアを歩み始めます。その後、楽天グループに転職。立案した機能開発が売上貢献に評価され「Project Award」を受賞されています。その後も、全社プロジェクトを推進、プロジェクトマネジメントチームの組成と統括を担われました。2024年にはさらなるキャリアアップを図り、デジタル庁へ転職しました。デジタル庁では民間出身の専門人材を非常勤で雇用する制度を活かし、週3日の勤務で行政DXプロジェクトに携わっています。加えて、これまでの経験を活かし民間企業向けのDX支援にも継続的に取り組むため、MotorDX Worksを創業。行政と民間の双方でDX推進に取り組んでいます。現在は、自動車整備工場やトラック整備工場向けの業務システム構築に注力しています。整備業界では、車検点検・販売買取・自動車保険といった事業がそれぞれ別システムで運用されることが多く、データが分断されて活用しきれないことが長年の課題となってきました。こうした状況に対し、知久さんは顧客(ヒト)と車両(モノ)を中心に情報を一元化し、事業横断で活かせる仕組みづくりを進めています。
【これからのデジタルシステムは?】
昨今、企業は単一の商品・サービスから、複数事業への展開や顧客ごとに最適化したサービス提供を進め、その結果、事業全体のオペレーションが複雑化しています。その対応として機能強化を行うにも、従来のオンプレでは開発コストがかさみ、SaaSであっても特化した機能となれば実現に時間がかかります。そこで多くの企業はノーコードやAI活用による内製化に挑戦していますが、「事業間でデータがつながっていない」、「業務に合ったシステムを選ぶことが難しい」、または「選べたとしても複数のシステムをつなげられないと」いったことで開発自体が進まないケースは珍しくありません。まずはシステム開発の専門性を持つパートナーが “全体のデータを統合する基盤” を構築し、その上で企業とパートナーが役割を分担しながら仕組みを柔軟に作り上げ、費用やスケジュールといった制約の中で機能改善を実現することが重要となってきます。パートナーが“事業のコア” を再設計するところまで踏み込み、データ基盤を整え、事業全体を見渡せる構造ができれば、企業側は日々の機能改善や小規模な機能追加に集中できます。さらに、パートナーがその後のデータ基盤拡張や改修を行うことで、持続的かつ合理的な体制や仕組みへと発展していくのです。
MotorDX Worksはシステムユーザーと開発支援者による“分担型のシステム構築モデル”によって変化に強いデジタル基盤を作り上げていきます。業界特性や既存システムに対する知見と現場に対する深い理解、そして、企業の実態に合ったデータ基盤の設計力を強みとして現場と経営の両面にフィットするデジタル基盤づくりを支援しています。
MotorDX Works
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