Tenants introduction 入居企業紹介

入居企業紹介

有限会社 テクノサージ

ヘルスケア・バイオ,コンシューマー向け製品

   ロゴ

【事業内容】
皮膚再生医療を専門とする黒柳(北里大学名誉教授)は学術的な活動と平行して、1992年に人工皮膚開発に関する技術コンサルタントを業務とする有限会社テクノサージを設立した。レーザー治療やケミカルピーリング施術後の肌のケアおよび日常の紫外線や乾燥で傷んだ肌のケアは、ダメージを受けた皮膚の細胞を活性化するという観点で熱傷治療と共通する要素が多くある。2003年にSICに入居して皮膚再生医療の技術を応用した新しいコンセプトの化粧品の製造販売を開始した。自社ブランドの化粧品の他に、大手エステおよび医療器具メーカーからの製造依頼を受けて他社ブランドの化粧品の製造も行っている。日本国内のエステおよびクリニックの他に、韓国のクリニックや大学病院においても化粧品を販売している。

【主な製品・技術・サービス】
創傷治癒効果をもつヒアルロン酸とコラーゲンを主成分とした防腐剤を配合しない美容液を無菌操作で製造。溶液タイプと凍結真空乾燥タイプの化粧品を製造。特に、上皮成長因子(EGF)を配合した高機能性化粧品は、EGFの効果を長期間保持するために凍結真空乾燥する必要がある。この凍結真空乾燥化粧品は、使用する際に溶解液で溶解してフレッシュな美容液を調製する新しいコンセプトの化粧品であり、医科向け化粧品として注目されている。国内外の美容皮膚科関連学会において、レーザー治療やケミカルピーリング施術後の皮膚のケア材として高い評価を受けている。

【コメント・特記事項】
皮膚再生医療を専門とする黒柳(北里大学名誉教授)は、200年〜2005年に厚生労働科学ミレニアムプロジェクトの皮膚再生医療分野の主任研究員として、北里大学人工皮膚研究開発センターで製造した同種培養真皮を全国31の医療機関に提供して多施設臨床研究を展開した。同種培養真皮はヒアルロン酸とコラーゲンからなるスポンジ状シートに真皮由来のヒト線維芽細胞を組み入れた再生医療製品である。重症熱傷や難治性皮膚潰瘍など415症例の臨床研究において優れた成果を納めた。これらの臨床研究成果を基にして、同種培養真皮を構成する医療グレードのヒアルロン酸とコラーゲンを使用した化粧品を開発した。ヒト線維芽細胞が産生する細胞成長因子の創傷治癒促進効果に注目して、上皮成長因子(EGF)を含有した凍結真空乾燥化粧品を開発した。
◎ Development of a freeze-dried skin care product composed of hyaluronic acid and poly(γ-glutamic acid) containing bioactive components for application
after chemical peels. Open J Regenerative Med. 3: 43-53, 2014.
◎ Preliminary clinical study using a novel wound dressing composed of hyaluronic acid and collagen containing EGF. Open J Regenerative Med. 4: 6-13, 2015.


  • SIC-2 703
  • SIC-2 705
  • SIC-2 706