子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

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１日目

・オリエンテーション
　朝、最初の集合の時にBBの僕は正直どう打ち解けてもらおうかと考えていました。ですが、そんな不安はすぐになくなりました。お互いに気軽に声をかけあっていたため、とても初めて会う人同士には見えませんでした。

・製造体験
　半原のレインボープラザにて織りと藍染めを体験しました。それぞれレインボープラザのスタッフさんの説明を聞きながら楽しく体験していました。

・会社設立（役職決定）
　製造体験を行った後、それぞれ自分の得意そうな分野で役職を分担しました。最初、社長を決める時に小山君が立候補してくれたおかげで、スムーズに決めることができました。

２日目

・商品企画
　初日と場所を変えて神奈川総合産業高校での作業になりました。この日の前日が一日フリーだったので、使えそうな材料を調査し、それを元に商品企画を行いました。朝からの作業だったので最初はテンションが上がらず、グダグダしていました。午後は活発に意見が飛び交うようになり、テンポ良く進めることができました。４人揃って材料調査に行っていたこともあり、特に大きな衝突もなかったのが良かったと思いました。

・商品企画発表会
　午後一番で途中経過を各社順番に発表しました。１番目の発表だったので緊張した様子もうかがえ、この後のアンケートでは「声が小さい」などの評価を受けました。ですが自分達の考えについて伝えることができたので、いろんなアドバイスや意見をもらうことができました。

・仕入品・店舗場所の入札
　自分達で作る商品の他に、半原で作られた商品を自社の商品として仕入れることになっていました。最終日の店舗場所も含めて各社入札で決定しました。うちの会社は商品企画で考えたターゲット層などからゴムを仕入れることになりました。

３日目

・事業計画書作成
　前日の商品企画を元に事業計画書を作成しました。１４時までに銀行予約をしようというルールから午前中から集中して取り組んでいました。ですが、いざタイムリミットが近づいてくるとみんな焦りだすようになり、意見が衝突することもありました。途中から遅くてもいいから確実にいこうというスタイルに変更したこともあり、清書をもらうのが一番遅かったのに対し、銀行には逆転一番で予約することができました。僕としてもこの時に子ども達の大きな成長を感じました。

・融資交渉
　人生初の銀行との融資交渉に臨みました。初めての大人との交渉に全員緊張が隠せませんでした。それぞれ自分の担当している場所について説明し、銀行側からの質問にもしっかり答えられていたため最初にしては上出来な交渉ができたと思います。２回目以降は銀行側からの指摘事項も踏まえ、お互いに助け合いながら交渉しました。そしてついに３回目にして融資を得られた時は互いにほっとした顔をしていました。

４日目

・製造体験
　朝、材料で使う画用紙を忘れてしまったため、当初予定していたしおりをやめ、テイッシュケースを増量することに変更しました。この日は１７時に完全終了と決まっていたため朝から集中して取り組んでいました。忙しいスケジュールの中でもきちんと休憩をとり、全員声を出しあって協力していたので、ひとつのチームとして結束してきたのを感じました。最終的に商品を全部作成し、片付けを含めてしっかり１７時には終わることができました。

５日目

・販売
　販売は予想以上にお客さんが来ないという想定外の事態が起きてしまい、非常に苦しい展開になりました。その中でも自分達の力で販売方法を工夫したりして最後まで販売し続けました。

・決算・返済
　午後の決算は講師の黒須さんの力も借りながら、みんなで協力してスムーズに進めることができました。結果的には赤字でしたが、子ども達の顔には何かをやりきった感じが見受けられました。

・振り返り
　全員でこの５日間の振り返りをしました。どうして赤字になってしまったのか、何をすればもっとうまくいっていたのかなどを中心に話し合いました。

BBからのコメント

　僕の班は最初から仲が良く、それが最後までいい点だったかなと思います。全員声が少し小さめということもありお互いに顔を寄せて話し合う姿に仲睦まじさを感じました。この５日間を通して時間やメリハリの意識、お互いに協力するなどチームとしての結束がどんどん強くなっていったことが、このプログラムにおいて一番褒められる点だと思います。
　僕自身も２年目のBBを体験し、改めていろいろなことを子ども達から考えさせられ、また多くのことを学びました。貴重な体験をありがとうございました。そして、５日間お疲れ様でした。

今井 大輝 (BB)