SIC職場リーダー養成塾
SIC職場リーダー養成塾
受講者の声
- 株式会社M:H・Tさん
- 役職者休暇時のフォロー体制がなく、休暇時の業務は翌日に持ち越されてしまっていた。また、作業者休暇時は、役職者がフォローしていたため業務負荷が大きくなっており、業務の偏りが発生していた。
リーダー塾で学んだ問題解決までのフローや分析手法を活用して、役職者である自分が「誰に・何を・どのように」業務分担を行うかなど見える化することに力を注いだ。
その結果、業務分担に必要となる多能工化の重要性が社内全体で理解が深まり、次第に業務フォローが分散されて平準化が進み、役職者は、改善活動や新規業務に時間を費やせるようになった。さらに、見える化したことで課題解決プロセスをスムーズに進めることができるようになり、様々な業務において効率性が高まった。
- 株式会社P:A・Kさん
- 昔から情報の保存ルールがなく、営業担当者の裁量でデータが保存されていた。また、口頭での情報共有が常態化しており、必要な情報が残っていない問題も発生していた。
リーダー塾で学んだ職場のコミュニケーション技法であるコーチングを活かして、各営業担当者の意見やアイディアを聴きながら、情報保存蓄積ルールの制定やフォーマットの作成を目指して協議した。
完成した情報保存蓄積ルールに基づいて、営業部門でフォーマットの運用を開始したが、部門の垣根を越えて使用してもらうようになり、以前に比べて部門間での情報伝達がスムーズになった。さらに、社内全体で情報に関する取扱いや情報共有への意識の改善が生まれてきている。
- 株式会社P:O・Yさん
- 業務進捗報告や作業ルールが明確になっておらず、業務プロセスに沿った製造が行えていないことで、生産性の低下や計画以上の残業が慢性的に発生していた。
リーダー塾に参加して学んだ、開かれた質問や傾聴といったコミュニケーションスキルを現場作業時や話し合いの場で実践し、課題解決に向けて立案した対策の行動計画に基づいて、同僚や上司を巻き込みながら仕組みづくりを行った。
コミュニケーションスキルを活用した話し合いでは、ルール内容や改善点に対する多くの意見を引き出すことができ、継続して使用しやすい報告・作業ルールを作成することができた。さらに、報告・作業ルールを踏まえた業務プロセスに沿って製造することで、作業時間の短縮や残業時間の低減に繋がった。
- 株式会社T:O・Hさん
- 作業者の技能習熟度・業務への理解度が十分でなく、何度も同じミスを繰り返しており、教育者として新人教育を行うレベルには達していなかった。
リーダー塾で傾聴や質問などコーチング技法への学びを生かし、作業者に少しだけ考えさせるような対応を心掛けた。また、他業種の塾生の問題点や着眼点、受講生同士の意見交換などを参考にして、質問内容も工夫した。
社内実践する中で、自分だけでなく作業者にも心に余裕ができ、事前確認等の質問が出るようになったことで、職場の雰囲気も徐々に変化がみられた。そして、コミュミケーションを通してOJTを推進したことで、今では作業者の繰り返しのミスが減り、業務への理解度も向上しており、将来的には新人教育も十分に実施できると考えている。
- 株式会社R:M・Tさん
- 組立業務にて、部品の仕分け方や作業者の熟練不足により、部品探しに時間が掛かってしまい、総じて全体のリードタイムの悪化に繋がっていた。
まず、リーダー塾で学んだ課題解決プロセスに基づいて、実際にどのくらい部品探しに時間が掛かっているのかを数値化して現状把握や現状分析に取り組んだ。その後、コーチング技法を生かして作業者にどうしたら部品探しを減らせるのかを質問し、そこから仕分け方の提案を取り込んで対策を立案した。
組図への部品名、形状の記載、機械のユニット毎への仕分け方法の変更、検品者が仕分けしやすくするための棚番号記載などを実施した結果、当初部品探しに掛かっていた時間よりも60%時間を短縮させることができた。
- 株式会社K:S・Dさん
- 加工スケジュールの管理が各担当者任せになっており、スケジュールが見えないことによって外注で加工する件数が多くなった。
職場リーダーの必須スキルとして習得した現状把握・分析力を生かして、現状の機械稼働率・売上に対する外注比率を数値化・グラフ化し、課員に対して情報共有した。また、加工スケジュールのフォーマットを統一して見える化した。
課員の機械稼働率への意識が以前より高まり、加工スケジュールの相談やアドバイスを受けることが多くなった。また、自発的にスケジュール調整を行い、効率よく加工を行う姿勢がみられるようになった。さらに、管理者もいつ・何の加工機械に余裕があるのか見えることで内製化を意識して取り組むようになった。
- 株式会社G:T・Gさん
- 『業界内の市況の低迷』や、『物価高騰』など色々あるが、社歴が浅く営業スキルの低い営業員の仕事への取り組み方に改善の余地があり、会社の業績に悪影響を与えている。
営業スキルの低い部下を1人前の営業マンに育て上げる。その為に本塾で実践期間中の『コーチング』で学んだ『傾聴』や『承認』を活かして、私から積極的にスキルの低い部下に対して話し掛け、部下をレクチャーし、部下の心を開かせる事を試みた。
今まではあまり部下から相談事などを持ちかけられることはなかったが、本塾での実践期間中に部下から話し掛けられる事が増えた。また、部下の行動が受動的な動きから能動的な動きに変化しているのが分かった。さらに、部下のスキルが上がり、成約までに1年以上掛かる足の長い案件を顧客から情報収集することが出来た。
- 株式会社S:K・Kさん
- 経験が浅い作業員や確認不足によるセットミスなどによる製品加工時の不良が多く、再製作による製作時間の増大や材料仕入れによるコスト面での損失が多くなっていた。
リーダー塾で学んだ「傾聴・質問・コーチング」等の手法を使って原因や影響を分析していくことで、漠然と捉えていた問題がより明確になった。プレゼン手法は、1スライド1フレーズ等出来る限り分かり易くすることにより、相手に理解してもらえるということを学べて今後の資料作り等に生かせた。
今回リーダー塾で問題として取り上げたことで、どういう状況で不良が起こりやすいかが明らかになっただけでなく、グループ内での不良改善というテーマに対しての問題意識が高まっていった。今後も継続して不良改善を取り組んでいきたい。
- 株式会社D:Y・Nさん
- 中途採用で入った若い部下に入社初期は色々教えていたが、コミュニケーションの取り方や距離感が上手く掴めず、業務上の会話もなくなっていき、最終的に退職してしまった。
リーダー塾で質問・傾聴の方法などをトレーニングし、また褒める・叱ることについても事例を学んだ。今までの自分自身の振り返りだけでなく、過去に私を指導した上司がどのような言動をすることで、その時自分がどう感じたかを振り返った。
その結果、出来ていた所は自信を持ち、出来ていなかったところは反省し、また、過去自分が受けた指導についても参考に、もしくは、反面教師にすることで、自分の糧にするとともに、人を見る目を養えた。それにより、画一的なコミュニケーションの取り方ではなく、人に合わせた距離感を意識することができるようになった。
- 株式会社R:K・Tさん
- 当社の機器導入後、短期間で使用頻度が低下する過去事例が複数あった。マニュアル付属/操作研修も行っているので、当初はお客様の機器操作能力に原因があると推測していた。
しかし、受講する中で原因深堀りを実施した所、「お客様が理解し易い操作手順情報を当社が提供できていない」事が真の原因だと判明した。そこで、マニュアルを動画化する対策を設定し、動画で操作情報を提供する手段の有効性評価を課題として取り組んだ。
すると、「分かりやすい」「いつでも見れて便利」「他の項目も動画化してほしい」等、お客様からの評価は非常に高く、マニュアルの動画化は顧客にとって有効な操作情報獲得手段だと確認できた。さらに、動画化が高評価だった事を社内報告した結果、今後全機種へマニュアルの動画化を展開して行く事となり、問題解決への道筋を定める事ができた。
- 株式会社S:H・Dさん
- 有意義な営業会議を実施できていないことで、時間の無駄による業務効率が悪化し、取引先に対して迷惑をかける可能性が高まっていた。
まず、積極的に上司とコミュニケーションを取りながら打合せを行い、営業会議の目的・開始時間を明確にした。次に、必ず議事録を作成し、営業会議の目的、内容、次回の課題、各自の宿題など作成項目を取り決めて、それらの仕組みを営業が誰でもわかるようにサイボウズに共有することにした。
その結果、営業部全社員の営業会議に対する考え方が変わり、上司に言われて動くのではなく、自ら動くことができるようになった。さらに、営業会議の実施目的が明確になったことでスムーズに意思決定が行われるようになった。