◆プロジェクト名:「い~コトなび」~身近な会社のちょっといい話を集めました~
◆実施期間:2012年6月~2013年3月〈取材開始から冊子の配布まで〉
◆内容:
社員の働きやすさを醸成するため、または企業が発展していくために「よい取り組み」をしている魅力的な企業が南西地域にはたくさんあります。こんな地域の企業の魅力を近隣の学生にもっと知ってほしい、地域で働いて欲しいという想いから「い~コトなび」の企画は始まりました。ホームページと冊子で提供し、その企業の認知度向上を図るとともに、学生の就職活動の際の一助を目的としています。多くの企業が製造業で学生に馴染みがないので、「女性ライター」による「女性目線」で分かりやすく、柔らかい企業紹介としました。また、SICにて別途活動をしている企業PRプロジェクトとリンクし、「どうしたら学生さんに読んでもらえるか・・・」という課題を解決するために学生インターンシップに配布方法の企画をしてもらいました。
◆掲載企業18社(以下順不同)
1 | 久保田酒造株式会社 | 相模原市 | 日本酒製造 |
2 | 蒲田ゴム株式会社 | 相模原市 | 工業用ゴム製品・樹脂製品・樹脂・金属加工品販売 |
3 | 株式会社相模カラーフォーム | 相模原市 | 化成品加工販売(ゴム製品製造業) |
4 | 株式会社ユウキ工業 | 相模原市 | 製缶板金業(試作・量産の精密板金加工一式及び溶接) |
5 | 株式会社プランテック | 相模原市 | TVメタデータやラジオの放送情報の記録・加工に伴うデータ販売及び企画の立案。音楽関連コンテンツ制作 |
6 | 株式会社シンフォディア・フィル | 相模原市 | センシング技術を活用した次世代端末の開発 |
7 | 株式会社コンタクト | 相模原市 | 半導体製造機器 |
8 | 株式会社コスモプリント | 相模原市 | 印刷業 |
9 | 株式会社オーエイ | 相模原市 | 筐体、及び部品の製作(板金加工、金属塗装)・組立・梱包、金属製品の焼付塗装(粉体・溶剤) |
10 | 株式会社F-DESIGN | 相模原市 | 各種自動車部品、レーシングカーや特殊車両の設計 家電やアミューズメント機器、医療機器の設計 |
11 | 株式会社 ハウ | 相模原市 | 電子応用装置製造業 |
12 | ペンニットー株式会社 | 相模原市 | フッ素樹脂チューブ製造販売 |
13 | 南蛮屋株式会社 | 厚木市 | コーヒー豆の計り売り専門店「南蛮屋」の運営 |
14 | 株式会社大和ケミカル | 厚木市 | ゴム及びプラスチック部品の製造 |
15 | ベストトレーディング株式会社 | 厚木市 | 空き飲料容器類の再資源化処理と再生資源物の販売 |
16 | 田中水力株式会社 | 座間市 | 発電用水力プラント一式の設計・製作・販売・工事 |
17 | オーパック株式会社 | 大和市 | カーボンブラシの材料開発・設計・製造・販売 |
18 | 株式会社協和精密工業 | 町田市 | 製缶機械および缶印刷機の設計製作、治具・工具・ゲージの製造および販売、プレス型の製造および販売 |
女性記者が、魅力ある取り組みを行っている企業へ伺い、ヒアリングを行いました。
女性ならではの柔らかさで和んだからか、経営者の方からは、ふだん聞けないような逸話を聞かせて頂くこともありました。
取材時には、製造現場を見学させて頂き、企業や製品について、一層の理解を深めました。
写真は、田中水力株式会社で、納品前の水車を見学させて頂いたところ。
取材先で、製品開発を実際に体験させて頂く機会もありました。
写真は、株式会社シンフォディア・フィルで、プログラミングの体験をさせて頂いたところ。
取材でお会いした経営者の方達に共通したのは、「ひとづくり」と「ものづくり」への熱く・真摯な想いでした。
408Laboの女性ライターは、実は皆ライター初心者。何度も練り直した原稿に、撮影してきた画像を合わせ、どうしたら良い記事になるか試行錯誤しました。
皆さんのご協力を得て、予定通りに印刷が仕上がった冊子。 出来上がった冊子を見て、ライターや編集の皆さんも感激ひとしおです。
H25,2.15~22の間、大学2年生を対象にインターンシップ生を迎え、「冊子『い~コトなび』を学生にいかに広く読んでもらうか?」を企画・立案する体験型インターンシップを実施しました。
学生はインターンシップの体験を通じて、働くことを考え、企業活動を理解しました。最終日には企画のプレゼンテーションを行いました。
掲載企業様の声:
・既存の企業情報誌では分からない、会社の雰囲気を伝えることができたと思います。
読み手に身近に感じてもらえるのではないかと期待しています。
・女性ライターによる女性目線という点が、時代に即して新鮮で面白いと思います。
・小さな会社を学生に知ってもらえることが素晴らしいです。
・改めて、客観的に自社を見直すことができました。
社風や文化を独自のものとして、もっと売りにして行こうと思いました。
・シリーズ化して定期刊行して欲しいです。
・今すぐの採用に繋がらなくても、会社や業態に興味をもってもらえるきっかけになっていると思います。
・学生さんからの評価など「声」を聞ける「場」を設けてもらえるといいですね。
・就職活動中の学生さんは不安な事も多いと思うので、良い事例と合わせて、
会社の厳しい面も紹介するのも良いと思います。
・取材先社員さんの、「入社したきっかけ」や「やりがい」「体験談」などを
載せても良いのではないでしょうか。
・女性の地位が向上しつつある時代なので、女性経営者の記事がもう少しあっても良かったかなと思います。
配布先大学の声:
・やわらかい印象なので、気軽に手に取りやすく、きっかけによいと思います。(求人誌は気軽でない)
・中小企業に目を向け始めた学生にとって、企業探しの取っ掛かりになります。
・地元志向の生徒が多いものの、働く企業の見つけ方が分からないので、
紙媒体での地元企業紹介はありがたいです。
・冊子をもとにした、採用予定のある企業との交流会やマッチングの場を設けてもらえると嬉しいです。
・部数を多く頂けるようでしたら、就職を考え始める4・5年生(高専のため)全員に配布したいです。
・どういう会社に就職すればいいか分からない人に、会社を知るきっかけとし
冊子を渡し、アドバイスできます。
・冊子の表紙などで、もっと女性目線で作ったことをアピールした方が良いと思います。
・「どうしたら中小企業に目が向けられるのか」を、我々社会人の目線でなく、
学生の視点で学生に企画させてみたら良いのではないでしょうか。
・冊子は興味付けとして良いですが、詳細な求人内容(求人票)も併せて掲載された方がいいと思います。
・QRコードをつけたり、掲載企業への見学やインターンシップの受け入れ可否、
在籍者の学歴分布などが発信されると、尚良いです。