SIC燃料電池研究会

SIC燃料電池研究会

平成22年度活動成果 Project Output

 SICでは、低炭素社会構築に向けた次世代リーディング産業の創出支援の仕組み「SIC燃料電池研究会」において、燃料電池を含め太陽光発電など新エネルギーのハイブリッド化と熱エネルギーの有効利用などによる低炭素技術の開発を目指した活動を行い、さらなる温室効果ガス削減の追及とシステムの最適化を目指しています。
 昨年度の活動では、太陽光追尾発電システムや水素吸蔵合金の水素放出・吸蔵性能の高効率化を実現するための研究開発を推進し、本年度も、装置設計及び熱交換素子の最適化を行い、燃料電池発電時に起こりがちな水素吸蔵合金の温度低下による水素放出停止を抑え、水素充填時における温度上昇を防ぐことにより、連続した発電と燃料補給時間の短縮を目指しています。

テクニカルショウヨコハマ及び国際水素燃料電池展への出展



平成23年2月2~4日テクニカルショウヨコハマ、平成23年3月2~4日国際水素燃料電池展へ研究会成果を出展。


(左) 評価用燃料電池  (中) 太陽光追尾発電システム  (右) 電磁ポンプ

吸放出性能の優れた水素吸蔵合金容器の開発


熱交チューブ断面

※本データは、水素流量3NL/minにて計測した結果です。

水素貯蔵量『300L(1MPa以下)』  
本開発品1本において500Wクラス燃料電池の連続運転が可能です。

当開発品は、KYB株式会社と株式会社リガルジョイントの
コラボレーションにより実現しました。