子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

■1日目　
初日だったこともあり、みんな緊張していたようでした。他の班が騒ぎだしても、ほとんど会話もなく、心配でした。しかし、講義などで大切なとこを言われると各自が自発的にメモを取っていて、感心しました。
役職決定では、みんな立候補で決りました。やりたい役職がかぶっても、話し合いで解決していて、みんな少し気を使いすぎかなぁっと思いました。
商品決定では、作りたい商品が班の中で別れてしまっても、ジャンケンや多数決で決めるのは可哀想といって、話し合いでお互いが納得して決めていました。話し合いで決めようといったのは、多数派の子でこの言葉には驚きました。

■2日目
2日目になると、みんな表情が少しずつやわらいできました。
事業計画書の作成では、みんなでわからないとこを話し合い、社長が中心にみんなをまとめていました。お金の計算に苦労していたようです。1日目の静かさが嘘のように、みんな積極的に意見を出していました。
融資交渉では、商品の製造数と価格を指摘され何度も考え直していました。みんな一生懸命で、一番に銀行からお金を借りることができました。

■3日目
製造では、事業計画書で考えていた材料の量では全く足りないというハプニングが発生しました。しかしみんな前向きで、過ぎてしまったことはしょうがないとすぐに頭を切り替え解決策を考えていました。
そんなこんなでごたごたしていると、レンタル品を延滞してしまいました。しかし、誰かを責めることもなく、みんな各自が気付かなかったのが悪いと言っていました。みんな助け合って、なんとか製造が終わったときのあの笑顔は本当に輝いていました。

■4日目
販売では、みんな元気に声を出していました。けど、やはり人見知りなのか、お客さんがくると少し大人しくなってしまっていました。
自分達が作ったものが売れたときは、すごくうれしそうな顔をしていました。ディスプレイの仕方や、商品のすすめ方などその場で工夫していて驚きました。完売したのも二番目とかなり早く、そのあとは他の班の販売の手伝いを率先して行っていて、感動しました。
決算では、仕入れの数を見誤ったり、製造の時にアルバイトを雇ったり、レンタル品を延滞したりで、だいぶ計算が狂ってしまっていたので苦労していました。銀行にお金を返したあと、社長がみんなの給料袋に一言コメントを書いていて、そのやさしさに感動しました。

■BBのつぶやき
最初はなかなか心を開いてくれなくて大変でしたが、みんな人見知りなだけで、一生懸命で頑張り屋さんでした。びっくりするくらい集中力があり、私の方が「休憩を取ろうよ」と言ってしまうくらいでした。また思いやりがあって、みんなに教えられることも多々ありました。私はみんなが、チームで頑張る大切さなどを、このアントレで学んでくれたのではないかと思います。
4日間お疲れ様です。アントレが終わってしまってさみしいです。ぜひこの貴重な体験を忘れずに、これからに活かしていって欲しいと思います

コメント：山口純(BB)