子どもアントレ
(さがみはら子どもアントレプレナー体験事業)

子どもアントレ

平成28年度 当日の様子

「Summer Flower Circle」 商品:サマーリース
「PTKポケットティッシュケース製造会社」 商品:ポケットティッシュケース
「シーズンコースター」 商品:ビーズコースター
「HAPI☆LAKIほっとフレーム」 商品:オリジナル写真立て
「スマイルソープ社」 商品:飾れるおしゃれ石けん
「HM・kinchaku」 商品:なんでも巾着
「パクパクスタンド会社」 商品:カラフルカードスタンド
「クールサマー風鈴」 商品:思ひ出風鈴

参加者の声

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1日目

・オリエンテーション
緊張した面持ちで席についた子どもたち。初めて出会った仲間達となかなかコミュニケーションが取れず苦労している様子でした。初対面で恥ずかしかったのか、お互いをニックネームで呼ぶことに対して抵抗があったようです。そんな中でも、アイスブレイクの人間知恵の輪では、みんなで協力して1番初めに知恵の輪を解くことができました。みんな喜んでおり、これから始まる3日間へ良いスタートがきれたように思います。

・会社設立、役職決定
会社についての講義を受けた後、それぞれの役職を決めました。みんなは講義の内容から、各役職の仕事をイメージできていたようで、自分が就きたい役職とその理由もしっかり言えていました。就きたい役職が重なることもありましたが、社長が中心になり、話し合いを進め、最終的にみんなが納得して役職を決めることができました。

・商品紹介
役職決定の後は商品の紹介が行われました。商材屋さんから商品の製造方法やセールスポイントなどの説明を受けた後、実際に商品を触って、会社内でどの商品を売りたいかを話し合いました。商品を見ながら、「お客さまが欲しい商品」という目線で、それぞれが商品についてのイメージを膨らませていました。季節、実用性、見た目の華やかさ、自分たちが製造する時に工夫したい所など、様々な観点で考えることが出来ていて、想像力の豊かさを感じました。

・商品、販売場所決定
昼食後、若あゆのクラフトルームに移動してからの話し合いでした。昼食やバスでの移動を通して、段々仲も深まっていたせいか、非常に活発な話し合いが出来ていたと思います。しかし、その一方で意見を押し付けるような話し合いになってしまい、会社内の雰囲気が悪くなることもありました。仲良くなれた反面、熱くなり過ぎる場面もありました。それでも最終的には、「見た目が華やかで丈夫。」という観点から風鈴に決まりました。

・社名決定
社名決定は比較的すんなり決まったように思います。「夏の花を使ったリースを作るから、それを英語にしよう。」という事で、Summer Flower Circleと決まりました。Circleはリースが丸い輪っかという事で付けられた名前でした。

・事業計画書作成
みんなの中ではすでにどんなリースを作りたいかが決まっており、フェルトを使い海をイメージしたリース、花をたくさん着けたリース、フェルトも花も使ったリースなど様々な意見が出ました。しかし、リースを作るための材料をどのくらい買うかですごく悩みました。リースは1個当たり、3種類の大きさの花とリボンを最低5つ付けなければならないルールがあり、それに沿った事業計画書を作成するのに苦労しました。集中力が切れてしまうこともありましたが、みんなで声を掛け合いなんとか、事業計画書を完成させることができました。

2日目

・融資交渉
銀行に行く前まではまだ緊張程度でしたが、いざ銀行のドアの前に行くと顔が強張り、「どうしよう、どうしよう。」と、慌てていました。さらに苦労して作りあげた事業計画書も、材料の個数や、リースの販売価格などを指摘され、あっさりと返却されてしまいました。中には「こんなの無理ー!」と、言いだす子もいて、融資交渉直後はみんな暗い顔をしていました。しかし、なんとか立ち直り、みんなで協力しながら2回目の融資交渉に挑戦しました。すると、お客様のニーズを掴むために大人に意見を聞いたらどうか。と、銀行からアドバイスがあり、みんなで市場調査を行うことになりました。すると、会社の方針とは真逆の「飾りは少なくして、値段を安くする。シンプルな飾りの方がキレイ。」との、意見が聞かれました。みんなは驚きながらも、事業計画書を修正し、3回目にしてなんとか融資交渉に成功することができました。

・商品製造、ポスター作り
事業計画書で苦労したかいがあり、商品製造はどんどん進んでいきました。製造した商品の出来や、不具合の確認も行い質を高めて行くこともできました。ここでも、みんなで声をかけ合い、協力してポスターを書いたり、商品について相談したり、話し合ったりしながら、商品製造を行っており、会社の成長を感じました。そのため、非常に質の高い商品ができたように思います。商品がすべて完成した後は、みんなホッとした表情をしていました。

3日目

・販売
いざ、販売が始まりました。販売前には「完売できるかなぁ。」「銀行にお金返せなかったら、どうしよう。」と、不安を口にしていました。販売が始まると、自分たちの商品を買ってもらうために一生懸命声を出していました。時間が経つにつれ、宣伝する声が段々と大きくなりました。商品はどんどん売れていきましたが、なかなか最後の1つが売れませんでした。他の会社の子も手伝ってくれたお陰か、ようやく完売することができました。完売した時の、みんなの笑顔は一生忘れません。

・決算、振り返り、報告会
売り上げをみんなで計算し、無事に銀行に借りていたお金を返すことができました。お給料袋を大事そうに抱えていた子供たちの姿が非常に印象に残りました。振り返りでは、アントレを通して学んだことや感想を話し合いました。「疲れた」という意見が1番多かったものの、その表情は充実感でいっぱいでした。報告会では、たくさんの保護者の方を前にして、堂々と成果と感想を発表していました。みんなが3日間本当にがんばったんだなぁと、改めて感じました。


BBからのコメント

3日間お疲れ様でした。初めは緊張からか、言葉数も少なくて僕は少し不安でした。しかし、時間が経つにつれ、表情も和らぎ積極的にコミュニケーションをとっていて、初対面の子とこんなに話ができて凄いなぁと、思いました。時には意見が合わず、会社がバラバラになる事もありました。それでも、「力を合わせ」乗り切ってきました。みんなにはこの「力を合わせる」ということを忘れないで欲しいと思います。これから先、辛いこと、苦しいこといっぱいありますが、周囲の仲間や時にはご家族の力を借りながら「力を合わせ」頑張っていってください。僕も子どもアントレの参加者でした。子どもアントレがとても大きな体験だったから、こうしてみんなのBBとして3日間を過ごせました。大学生になっても忘れられない経験というのは、そんなに多くはありません。この3日間がみんなの中に思い出として残ってくれる事を僕は願っています。3日間、本当にお疲れ様でした。そして、3日間ありがとう。これからも自分たちの未来に向かってがんばってください。



千田 志輝(BB)



「Summer Flower Circle」 商品:サマーリース
「PTKポケットティッシュケース製造会社」 商品:ポケットティッシュケース
「シーズンコースター」 商品:ビーズコースター
「HAPI☆LAKIほっとフレーム」 商品:オリジナル写真立て
「スマイルソープ社」 商品:飾れるおしゃれ石けん
「HM・kinchaku」 商品:なんでも巾着
「パクパクスタンド会社」 商品:カラフルカードスタンド
「クールサマー風鈴」 商品:思ひ出風鈴

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協賛社(者)のご紹介

子どもアントレは、開催趣旨にご賛同いただいた多くの皆様からのご協賛により成り立っております。

  • 有限会社テクノサージ
  • エム・アイ・エス テクノロジー株式会社
  • 有限会社ジャパンテクニカルパートナー
  • 公認会計士野村隆会計事務所
  • 株式会社プロテージ不動産事務所
  • 飯田服飾工業有限会社
  • 有限会社創夢設計
  • 株式会社ソーアップ