子どもアントレ
（さがみはら子どもアントレプレナー体験事業）

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1日目

・オリエンテーション
最初はみんな緊張していたようでしたが、オリエンテーションが終わるころには少し打ち解けているようで安心しました。6班は「命令ゲーム」で二人も勝ち残っていたのを見て感心したのを覚えています。

・会社設立、役職決定
徐々に会話も増え始め、みんなで話し合って役職を決めていました。なりたい役職になれなかったメンバーもいましたが、みんな自分の役職に責任を持って行動していました。会社の約束は「いつでも笑顔」と決め、最終日まで喧嘩もせず守れていました。

・商品紹介
女子四人が率先して話を聞きに行っていました。時間いっぱい商品を見て、みんなで話し合っていました。

・商品、販売場所決定
絵を描くことが好きなメンバーが多く、「夏だから売れそう」という理由で風鈴を販売することになりました。販売場所は希望の場所が他の会社と同じになってしまいそうになると、すぐにみんなで話し合い変更していました。柔軟な対応にとても驚きました。会社名は風鈴を販売していることがお客さん伝わるようにということで「夏の音」になりました。情緒があって私はとても気に入っています。

・事業計画書作成
ここでは長く時間をとっており、夕食をまたいで計画書を作成していました。だんだんメンバーにも疲れが見え始め、眠そうにしているメンバーや元気がないメンバーもいました。疲れからか何度も計画書の数字が合わなくてつらかったと思いますが、無事に時間内に終わらせることができました。

2日目

・融資交渉
「夏の音」は融資交渉では時間がかかりました。事業計画書の数字が合わず何度も銀行を行き来していました。また、他の会社がどんどん融資交渉を終わらせていくのを見て焦ってしまい、「また計算が合わない」とかなり苦戦していました。それでも経理マネージャーを中心に話し合い、経費、利益を見直し、なんとか融資を受けることができました。大変でしたね、お疲れ様でした。

・商品製造、ポスター作り
融資交渉で遅れた分、製造の時間が少なくなってしまいましたが、風鈴1個を製造するのがとても速く、時間内に製造することができました。みんなで話し合い、風鈴の本体部分と風受けを作るメンバーとに分かれ、効率よく製造していました。風鈴の本体部分では、絵の得意なメンバーが下絵に頼らずオリジナルのデザインを描いていました。少ない材料しか仕入れなかったのに完成度が高いなと感心していました。クオリティが高く私も買いたいなと思うものが何個もありました(笑)。

3日目

・販売
販売が始まるとみんな大きな声を出していたなという印象です。ポスターでアピールしたり、大きな声で「いらっしゃいませ」と言ったりとても頑張っていましたね。中には下の交差点からも人を呼ぼうと駅のホームと反対方向を向いてお客さんを呼んでいるメンバーもいました。他の会社が完売したときは、少し不安そうにしているようにも見受けられましたが、無事完売することができましたね。よかったです。

・決算、振り返り、報告会
決算は数字が合わないということもなく、スムーズにお金を返すことができましたね。私は事業計画書のときのことを思い出していました。短い間に成長しているのだなと感じ少し感動していました。振り返りの時は、最初では考えられないくらい賑やかに話し合っていましたね。みんなで打ち解けていてとてもうれしく感じました。また、報告会お疲れさまです。緊張していないか不安でしたが、しっかり発表できましたね。

BBからのコメント

「夏の音」のみんなお疲れ様でした。あっという間の三日間でしたね。最初は、おとなしいメンバーが多かったのに、日を重ねるごとにどんどん賑やかになったね。とても個性豊かな会社だったと思います。とっても楽しかったよ（笑）。「夏の音」は男子が二人しかいなかったため、女子たちに遠慮してしまうのではないのかなと最初は不安でしたが、三日間通してみると仲良くやっていたようでよかったです。また、私にも給料をくれた時はすごく嬉しかったです。正直ザッキーはあの時泣きそうでした。
みんな学年、学校も違うなか、打ち解けるのが早かったね。ザッキーは打ち解けるのが苦手なのでみんなを羨ましく思いました。初めて会う人と三日間を過ごせば嫌なこともやりたくないこともたくさんあったと思います。ですが、他人が身内になれば嫌なことも少なくなっていきます。これからも他人を他人とせず、どんどん仲良くしていってほしいです。「いつも笑顔で」。
不甲斐ないBBでしたが会社はしっかりまとまっていました。メンバーに恵まれていたと思います。ありがとうございました。みんなから学ぶことも多く、おかげさまで貴重な体験ができました。ほんとうにありがとうございました。

山崎　寛治(BB)